2011年63冊目

 

【要約】

 

世界遺産ってなんでしょうか?

 

あらためて世界遺産って何ってことを問いただしたのが本書。

これまで50カ国、230件あまりをめぐってきた著者であり、世界遺産マイスターの称号を持っている方。

 

なんで石見銀山は世界遺産なのに、ナイアガラの滝は世界遺産じゃないの?

ってところから、世界遺産の意義は何?、なんで登録抹消されることもあるの?ってことまで書かれているのが本書です。

 

世界遺産に登録されるには、「顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value)」が必要です。

本書では、顕著な普遍的価値を次のように定義しています。

 

国家の間を超えて地球規模で人類全体にとって、現代および将来世代に共通した重要性を持つような、傑出した文化的、自然的価値のこと

つまり、どこの国に住んでいようが、どんな宗教を信じていようが、老いも若きも男も女も、誰が見ても、「これは後世に残していかなければならないな」と思うような価値があるもの、でしょうか。

 

この本では特にその世界遺産のジレンマを書いています。

 

世界遺産に登録される⇒注目され、観光客が増える⇒ゴミが増える、車が増える⇒世界遺産周辺の環境悪化

 

これじゃ、なんのための世界遺産かわかりませんよね?

 

そんなこんなことが書かれた本です。

 

 

 

世界遺産を勉強することは、人類のこれまでの歴史を学ぶような気がして、いつもわくわくします。